厚生労働省の「簡易生命表(令和4年)」によると、2022(令和4)年の日本人の平均寿命は男性が81.05歳、女性が87.09歳となり、今後は100歳を超える人が増えることが予想されています。

「人生五十年」と言われていた頃と比べて寿命が倍になる訳ですが、肉体の衰えは50歳から顕著になってきます。

野生動物ならば「肉体が動かない=獲物が取れず死」になり、昔はそれが自然な社会でした。

しかしながら、医療や食料政策などの発達と共に寿命は延びて、本来なら肉体的に亡くなっている年齢が来ても死ぬことができない社会になりました。

これからの社会は50歳以降の残り50年を如何に健康で生きるかがテーマになると思います。

健康の第一歩は、立つこと・歩くこと・座ることができること。

全ての人が日常的に行っている立つ・歩く・座るですが、人はサルからの進化の過程で二足で身体を支える構造が未発達で、何も考えずに生活していくと身体の重みに負けて腰・膝・首などの関節が潰れて動けなくなってきます。

なので、下へ向かう地球の重力と身体の重みの負荷を、構造的に上方向に分散させる必要が出てきます。

身体の関節の負荷が減ることで、身体の耐用年数が増えることになります。

まずは、施術をして重力の負荷を減らし、動ける身体の基礎を作らないといけません。

当院では重力からの解放をテーマに、新時代を生き残ることが出来る整体を目指して施術を行います。

 

余談ですが、古えの賢者たちの中には身体を壊す原因となる地球の重力と仲良くする方法を見つけた人がいました。

インドのヨーガ、中国の仙道、西洋だとバレエとかのダンスには伝わっていて、日本でも一部の武士の作法に残っています。

ただ、これらの身体技法は極一部の限られた人たちのみに伝えられていて、一般庶民のものではありませんでした。

更に悲しいことは、現代の身体意識が薄い多くの一般人が学んでも、要求される身体の動きをすることができません。

運動のセンスが元々ない私ですが、10代から仙道・武術・治療とたまたま良い先生に恵まれたのと、2014年に関西で身体の使い方を教える元ダンスをしていた武道家と友人となり、二人で研究して効果が出せる方法論を見つけました。

今のところは治療の専門家である私が施術し、その後に友人が身体の使い方を教える形です。

関西施術の方は手間も時間も掛かることもあり、まだ人数も限定しておりますが、かなりの結果を出せるようになりました。